
アメリカではオステオパスはDoctor of Osteopathy(D.O.)の学位をもち、西洋医学医師(M.D.)と同様に正規の医師です。
ですから「診断・外科手術・処方・投薬」等の全ての「医行為」が認められています。
オステオパシー医学を学ぶ医学校も、西洋医学医師(M.D.)を輩出する医学校と同様に、大学院レベルに設置されており、通常は4年制です。
一方、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、EU諸国などはオステオパシーが手技療法として独立して発展してきたため、「外科手術・投薬」などは行いません。
これらの国でもオステオパシーは急成長してきています。
例えば、イギリスはA.T.スティルの弟子だったジョン・マーティン・リトルジョンが、ブリティッシュ・スクール・オブ・オステオパシーを創り、オステオパシーを伝え、後にヨーロッパやオーストラリアに普及していきました。
イギリスはオステオパシーを1993年法的に医療として認められ、現在は4年〜5年制の大学が5校あります。
わたしが勉強したオーストラリアは、イギリスの流れをくんで発展してきました。
1970年代から正式に訓練されたオステオパスを輩出するようになり、現在ではオステオパシーは3年間の大学と2年間の大学院の計5年のコースで、卒業するとマスター・オブ・オステオパシー(M.O)の称号がもらえます。
また、一部の州を除いては、オステオパスはDr.(ドクター)の称号をつけることも認められています。
オステオパシーはオーストラリア政府公認の医療行為となり、国及び民間の医療保険の対象になります。
そして今、ドイツでもオステオパシーが人気を集め、法制化される準備ができてきているようです。
日本にオステオパシーが最初に伝えられたのは明治時代にさかのぼります。
大正9年に発行された「山田式整体術講義録」にオステオパシーの記述があるのですが、整体術にとりいれられてしまいオステオパシーから離れていってしまったようです。
その後、カリフォルニアのオステオパシー大学の学長とオステオパシー総本家のカークスビル大学のテニング学長以下2人の教授が来日してセミナーを行い、改めて本格的に日本にオステオパシーが紹介されるようになりました。
現在では、日本オステオパシー連合という団体がオステオパシーの普及と施術家の育成・技術の向上を目指し、ジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシーという専門学校が1992年に設立されました。








